私が行政書士になった理由――葬儀社員として、母として、そしてこの国のために

つぶやき

私が行政書士になった理由――葬儀屋として、母として、そしてこの国のために

こんにちは!行政書士の三牧史歩です。

今回は少し個人的なお話を。私が行政書士を目指したきっかけと、資格取得までの道のりをお伝えします。経歴とともに振り返ってみます。


私の経歴:アパレルから葬儀業界へ

2016年、昭和女子大学 環境デザイン学科 服飾デザインマネジメントコースを卒業後、アパレル会社に就職しました。

しかし2018年、転職を決意。母が代表を務める株式会社永遠に入社し、葬儀業界へ足を踏み入れることになります。

アパレルの仕事は素晴らしい職業です。でも働きながら、漠然とした不安がいつも心のどこかにありました。「私がやらなくても、誰かがやってくれる仕事なのかもしれない」——そう感じていたのです。

葬儀業界に入ったとき、その感覚がすっと消えました。うまく言葉にできないのですが、「これが私のやるべきことだ」と、直感的に感じました。華やかな世界に憧れて服飾を学んだ自分が、なぜ葬儀の仕事に惹かれたのか。今もうまく説明できませんが、それでもあの確信は本物だったと思っています。

葬儀の仕事を一から覚えるため、葬儀専門の人材派遣会社でアルバイトを始め、200以上の葬儀社で800以上の現場を経験しました。最初から「自分に向いているかもしれない」と感じていたのを今でもよく覚えています。

コロナ禍が変えた働き方

2020年、新型コロナウイルスの流行により、葬儀の現場は大きく変わりました。ほとんどの葬儀が家族葬または火葬式(直葬)へと移行し、派遣の仕事は激減。

これを機に人材派遣会社を離れ、永遠セレモニーの仕事に専念することを決めました。

妊娠・出産しながら行政書士試験に挑戦

2024年11月、妊娠をきっかけに「空いた時間を活かして何か資格を取ろう」と考え始めました。「行政書士という資格が仕事に役立つらしい」——そんな軽い気持ちで勉強をスタートしたのが正直なところです。

2025年3月に出産。緊急帝王切開となり、回復に時間を要したため、産後はしばらく勉強から離れていました。

育児・勉強・仕事を並行する日々はあっという間に過ぎていきました。だからこそ、1日の時間配分には本当に気を配りました。おかげで子どもとの時間もしっかり確保でき、今もその記憶がきちんと残っています。今思えば産後ハイとアドレナリンで乗り切っていたのかもしれません(笑)

2025年11月、受験。結果は分かりませんが、丸一年間勉強を続けた自分に、まず拍手を送りました。

そして2026年1月の結果発表。合格者一覧に、自分の受験番号がありました。

行政書士になって見えてきた使命

実際に行政書士になると決まり、葬儀屋としての自分の使命をあらためて強く感じています。

私と母は、以前からよく「おひとり様のための終活」について話し合っていました。高齢化が進み、子どものいない夫婦や単身世帯が増え続ける今、「おひとり様」はこれからも増え続けます。

ひとりで最期を迎える場面が増えるということでもあります。

(「孤独死」という言葉は好きではありません。最期の瞬間がたまたまひとりだっただけで、その人の人生が孤独だったわけではないのですから。)

亡くなった後は、なるべく早く荼毘に付してさしあげたい——そう思っています。だからこそ、危篤から臨終・火葬(葬儀)までの一連の流れをまるごとサポートできる体制を作りたいと考えてきました。

しかし葬儀社というだけでは、できることに限界があります。法律的な書類の作成や手続きのサポートは、葬儀社の業務範囲外だからです。

行政書士の資格を取ることで、終活に関する書類作成・手続きサポートと、葬儀・お墓の手配をワンストップで担える存在になれると気づきました。終活サポートを通じて、これからの人生の不安を取り除くお手伝いができますし、空き家問題など社会課題の解決にもつながるかもしれません。

「社会のために」というと聞こえが良すぎると思われるかもしれませんが、これは本音です。自分が考えていた以上に、行政書士として・葬儀社員として、できることはたくさんありそうです。

私の人生の野望

少し大きな話をさせてください。

私には「日本が健やかな国であり続けてほしい」という願いがあります。自分が亡くなった後、子どもたちが安心して暮らせる日本であってほしい。日本人として生まれた以上、大和魂を次の世代に継承することも自分の使命のひとつだと考えています。

終活のサポートは、ひとりひとりの「最期」を支えることです。でも同時に、それは日本という社会全体を支えることでもある——そう信じて、これからも仕事に取り組んでいきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


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